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人生の振り返り第4回:中学校の文化祭について
今日は人生の振り返りシリーズの第4回目ということで、中学校時代の文化祭についてお話ししたいと思います。前回も少し触れましたが、今回は中学校の文化祭を中心に振り返っていきます。よろしくお願いします。
文化祭の思い出
まず、私が経験した文化祭は、いわゆる「学園祭」というよりも、音楽発表会や音楽コンクールに近いものでした。当時、私は「みんなで全力で取り組んで楽しもう」という思いが強く、文化祭もその一環として盛り上げたいと考えていました。運動会や体育祭はみんなで盛り上がるイベントというイメージがありますが、文化祭や音楽発表会はそこまで熱心に取り組む雰囲気がなかったんです。それが少し残念で、「これをみんなで盛り上がるイベントにしたい」と強く思っていました。
生徒会副会長としての取り組み
中学校3年生の後半に、生徒会副会長に立候補しました。文化祭を盛り上げるために、全校合唱を企画しました。これはそれまでになかった試みで、「全校で一つになって歌う」という新しい挑戦でした。自分でピアノを弾いて練習をサポートするなど、全力で取り組んでいました。
しかし、文化祭前日には疲れがたまり、体調を崩してしまいました。そのため、リハーサルでは外から見守ることにしました。そこで感じたのは、「みんなが全力で取り組んでいない」という不満でした。それに対して感情的になってしまい、「こんな状態なら明日の本番には出ない」と言ってしまったんです。その後、もう一度練習させたものの、雰囲気は悪くなり、自分自身も体力的に限界を迎えてしまいました。
当日の葛藤と決断
その夜、多くのクラスメイトから「明日は一緒に歌ってほしい」とメールをもらいましたが、私は「明日の朝のみんなの態度次第だ」と返答しました。そして迎えた当日の朝、練習を見て「やはり自分は舞台には立たない」と決めました。しかし、生徒会として文化祭そのものを壊すわけにはいかないので、裏方としてサポートすることにしました。
本番前には、生徒会メンバーやクラスメイトから「歌ってほしい」と泣きながら説得されました。その姿に心を打たれ、最終的には舞台に立つことを決意しました。みんなと一緒に全力で歌ったことで、全校合唱は大成功を収めました。
反省と学び
文化祭後、閉会の言葉を任されました。その時、「最初は大したことないと思っていた文化祭だったけれど、本番を迎えてみんなの気持ちが伝わってきて、本当に素晴らしい文化祭になった」と話した記憶があります。この経験は私にとって美しい思い出として残っています。
しかし、その後大学で哲学や死生学を学んだ際、自分が当時「自分の価値観を押し付けていた」ことに気づきました。「これが楽しいからみんなでやろう」と無理強いしていた部分があったんだなと反省しました。一人暮らしを始めてから、このような物思いにふける時間も増え、自分自身と向き合う機会となりました。
今回はここまでです。次回はまた中学校時代について続きをお話ししますので、お楽しみに!